先端設備等導入計画の書き方・記載例
目次
先端設備等導入計画のパンフレット
中小企業庁のHPでは以下のようなPR資料が掲載されています。
国が支援してくれる制度なのでぜひ利用してください。
出所:中小企業庁
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/seisansei/index.html
先端設備等導入計画を作成するための事前準備
- 日本標準産業分類
http://www.soumu.go.jp/toukei_toukatsu/index/seido/sangyo/index.htm
自社に当てはまる「中分類」を調べてください。 - 経営状況を示す際のツールとしてローカルベンチマーク
https://www.meti.go.jp/policy/economy/keiei_innovation/sangyokinyu/locaben/
※労働生産性の計算方法が異なるのでご注意ください。
宛名
先端設備等の所在地を管轄する市区町村長を記載してください。
名称等
自社の情報について記載してください。
主たる業種は、あらかじめ準備した日本標準産業分類「中分類」を記載してください。
法人番号がない場合、記載不要です。
計画期間
期間設定は36ヶ月、48ヶ月、60ヶ月のいずれかにしてください。
×:令和元年6月-令和4年6月(37ヶ月)
〇:令和元年6月-令和4年5月(36ヶ月)
現状認識
①自社の事業概要
自社がどのような事業を行っているのか簡単に記載してください。
②自社の経営状況
a. 顧客、取引先について
b. 市場の動向について
c. 競合について
d. 強み・弱み(課題)について
e.財務分析
あらかじめ準備したローカルベンチマークを活用しながら、売上高増加率、営業利益率、労働生産性、自己資本比率、売上推移、利益率推移などの財務情報を使いながら分析し、それらの根拠や原因を記載してください。
※ローカルベンチマークで算出される労働生産性は、先端設備等導入計画で求められる労働生産性の計算式と異なるのでご注意ください。
これらの分析の結果、何か問題(課題、原因)があり、設備などを購入するという話の繋げ方をします。
先端設備等導入の内容
事業の内容及び実施時期
①具体的な取り組み内容
・○○に対応できないことから、△△を導入し、□□が可能になり、◎◎を実現する。
・○○ができるようになるために、△△を導入し、□□を実現させ、◎◎な体制の構築を図る。
など導入する先端設備等や取り組み内容について具体的に記載してください。
取り組みを行う業種について、併せて記載してください。
「製造業として取り組みを行う」など。
(事業の業種が複数ある事業所の場合、重要だと思います。)
②将来の展望
先端設備等を導入する効果について記載してください。
①と重複することもあると思います。
先端設備等の導入による労働生産性向上の目標
【現状】
計画開始直前の決算から算出
【計画終了時の目標】
目標をもとに計算
【計算式】
労働生産性=(営業利益+人件費+減価償却費) ÷労働投入量(労働者数又は労働者数×1人当たり年間就業時間)
※ローカルベンチマークで算出される労働生産性とは異なるのでご注意ください。
先端設備等の種類及び導入時期
導入を予定している先端設備等について記載してください。
【設備等の種類】
機械及び装置、器具及び備品、工具、建物附属設備並びにソフトウエアの減価償却資産の種類を記載してください。
【証明書等の文書番号等】
添付する工業会等の証明書の整理番号を記載してください。
【設備等の種類別小計】
各設備等の種類毎に数量、金額の小計を記載してください。
先端設備等導入に必要な資金の額及びその調達方法
【使途・用途】
「先端設備等導入資金」でよいかと思います。
【資金調達の方法】
自己資金、融資、補助金などを記載してください。
資金調達方法が複数になる場合、資金調達方法ごとに項目を分けて記載してください。
まとめ
公募要領や色々な資料を確認しながら作成するのは大変ですが、ご自身でも作成することができます。
手間の省略や時間の省略などお考えでしたらご依頼ください。
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