『事業再構築補助金』書き方、記入例、テンプレート・フォーマット
1次公募では、1億5千万円超の補助金サポートを行いました!
書き方を簡単にではありますが、記載させて頂きます。
事業者様の記載した資料を何件か確認しましたが、専門家に依頼した方が採択率が高くなると感じました。
※ご自身での記載が困難な場合、または、採択の可能性を高めたい場合、申請書作成サポートも行っておりますので、ぜひご確認ください。
申請書についてですが、公募要領や手引き、電子申請に必要な項目の資料を参考に資料を作ると、それだけで15ページになると思います。
不要な文章は入れる必要がないと思います。
1:補助事業の具体的取組内容
・「現在の事業の状況について」
どのような事業を行っているのか概要を記載します。
例:弊社は、昭和○○年から続くホテルを営んでいる会社です。特徴は、…です。など
・「SWOT分析について」
内部についての強み・弱み、外部についての機会・脅威について記載します。
記載する際は、事業再構築補助金に繋がる内容をメインに記載した方が良いと思います。強みは既存事業のものを、機会は新規事業のものを記載し、強みと機会を活かせる取り組みであることを伝えた方が良いと思います。
例
強み 好立地 大自然をどの部屋からも感じられる | 機会 gotoトラベル 高級志向 |
弱み 外国人観光客に依存している(約8割) 大浴場、大人数での食事などで感染対策が弱い | 脅威 新型コロナ インバウンド縮小 |
・「事業環境について」
3C(顧客、競合、自社) 分析などがあります。
顧客がどのような考えで利用を控えているのか、競合はどのような企業が伸びてどのような企業が業績悪化しているのか、自社の特徴からどのような事業環境にあるのかなどを記載します。再構築の必要性に繋がるように、なるべく既存事業の事業環境は悪いという風に書いた方が良い気もします。
・「事業再構築補助金の必要性」
売上減少に関する数値や説明を用いて、なぜ既存事業のままでは厳しいのかを記載します。
例:弊社は、外国人からの売上が約8割を占めております。新型コロナウイルス感染症の影響により、インバウンドの需要は長期的に回復せず、このままでは、事業が継続することが困難になってしまう可能性が高いです。○%ほど売上減少し、当社では深刻な被害が生じており、事業再構築を早急に実施する必要があります。
・「事業再構築の具体的な内容」
どのような取り組みを行うのか、具体的に記載します。
新たに提供する製品やサービスについて記載します。
また、どのように販売を行うのかを記載します。
また、導入する設備、工事、広告等についても記載します。
例 経費区分や、なぜ補助対象経費が必要なのかを説明します。
経費区分 | 具体的内容 | 期間 | 費用(税抜) |
建物費 | |||
機械装置・システム構築費 |
・「スケジュール」
何月から○○を実施して、、、などと図などを用いて説明します。
・「再構築事業の優位性」
どのように他社と差別化するのか、模倣を困難にするのか、既存事業と差別化するのかを記載します。
・「再構築指針との関連性」
多くの事業者様が記載している資料を確認しましたが、こちらが抜けている方が多いと感じました。
指針にきちんと沿った取り組みであるのか明確に記載した方が良いかと思います。
2:将来への展望
ユーザー、マーケット、市場規模について記載します。
新たに選択する市場が拡大している方が記載しやすいと思います。
ホテルの場合、高級志向で部屋の中でご飯を食べることができ、お風呂も部屋についているようなニーズが拡大している取り組みの方が良いと思います。
(※例なので実際にそうかは知りません…)
国の情報や、アンケート、大手企業の動向からデータを示し、根拠をもって、市場が拡大していると伝えられた方が良いと思います。
・「具体的な市場ニーズ」
実際に購入するようなニーズが既にあると記載できた方が良いと思います。
事業を行えば既に販売先が決まっている方が、税金が無駄遣いされないと審査員が判断すると思います。
・「価格的・性能的な優位性・収益性」
価格的な優位性があるのか、性能的な優位性があるのか、その両方なのかなど記載します。
どのように収益性を確保するのか記載します。
・「課題やリスクと解決方法」
リスク管理能力がきちんとあるのかどうか判断している気がします。
3つくらいは記載した方が良い気がします。
・「成果の事業化見込みについて」
売上規模や量産時の価格などを記載します。
・政策点などの内容について、記載します。
審査員は大量の文章を確認します。(中には読みにくい資料を確認します。)
そのような中、審査項目がどこにあるのか何度も読み返しはしないと思うので、明確に審査項目の文言を記載し、すぐに見つけやすくする方が良いと思います。
3:本事業で取得する主な資産
エクセルとかで作れば良いかと思います。
4:収益計画
・実施体制が整っているのか記載します。
人材、技術・ノウハウ・事務処理能力などがきちんとあることを説明します。
例:
全体管理:社長
浴室改装について:○○部長(部下○○名)
宴会場改装について:○○部長(部下○○名)
広告宣伝担当:○○部長(部下○○名)
・最近の財務状況
最近の財務状況からきちんと事業を実施できることを説明します。
流動比率や成長率など経営分析に用いる数値を記載し、説得力のある記載をお願い致します。
役員借入金で負債が多い場合、中小企業特性反映後の数値は○○です的な感じで、なんとか良い風に記載してください。
・資金調達計画
金融機関からの資金調達が問題ないことを明確に記載してください。
・収益計画
当社全体、新規事業の収益計画を記載しています。
付加価値額の計算に用いる営業利益、人件費、減価償却費についての根拠を記載した方が良いと思います。
『事業再構築補助金』の記載例、書き方を記載してみました。
難しい場合、採択の可能性を高めたい場合は、申請のサポートを行っておりますので、ご確認をお願い致します。
また、認定支援機関の確認も行っております。
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